右上2番、変色した神経のない前歯を差し歯にすべきですか?
相談者:
ちーずさん (32歳:女性)
投稿日時:2015-09-25 13:40:19
お世話になっております。
春に引っ越しをして新しい歯医者さんへかかっています。
右上二番の前歯は、虫歯で10年くらい前に神経を抜いてありますが、被せものはせずに、裏をレジンで埋めてあります。
しばらくは変色がありませんでしたが、数年たって変色が気になってきたので、二回ほどホワイトニング(ブリーチ?)をしましたが、ほとんど効果がなく、今はもうこれでいいと諦めています。
前の歯医者の歯科衛生士さんに何でもよく相談していました。
この歯の神経がなく、いつか折れたりしてしまうことを不安に思っているので、差し歯にするべきかと聞いたところ、
「差し歯は最終手段でいいと思います。
このままで、折れることはないと思うので、色さえ気にならなければ、ダメになった時に差し歯にすればいいのでは」
と言われました。
その三か月後、新しい歯医者さんでは特にその歯について相談はしなかったのですが、
「この歯は神経がないので、折れたりする可能性もあります。
急ぎではないですが、差し歯を検討されてみてもいいかもしれません」
と言われました。
自分の歯がどの程度残っているのかもよくわかりませんが、表面が薄く残っている感じだと思います。
脆くなっているというのも気になります。
ただ、今は特に不具合もなく、何も症状がないので、この状態をあえて変えるのも気が引けます。
でも、いずれ折れた時の折れ具合によっては抜歯になってしまうかもしれない…とも考えると悩みます。
歯の残り具合や状態によるのでしょうけど、根元の破折防止のために、こういった歯にコアを入れたりしてレジンでフタをする、などということは不可能なのでしょうか?
何か良きアドバイスをお願いいたします。
春に引っ越しをして新しい歯医者さんへかかっています。
右上二番の前歯は、虫歯で10年くらい前に神経を抜いてありますが、被せものはせずに、裏をレジンで埋めてあります。
しばらくは変色がありませんでしたが、数年たって変色が気になってきたので、二回ほどホワイトニング(ブリーチ?)をしましたが、ほとんど効果がなく、今はもうこれでいいと諦めています。
前の歯医者の歯科衛生士さんに何でもよく相談していました。
この歯の神経がなく、いつか折れたりしてしまうことを不安に思っているので、差し歯にするべきかと聞いたところ、
「差し歯は最終手段でいいと思います。
このままで、折れることはないと思うので、色さえ気にならなければ、ダメになった時に差し歯にすればいいのでは」
と言われました。
その三か月後、新しい歯医者さんでは特にその歯について相談はしなかったのですが、
「この歯は神経がないので、折れたりする可能性もあります。
急ぎではないですが、差し歯を検討されてみてもいいかもしれません」
と言われました。
自分の歯がどの程度残っているのかもよくわかりませんが、表面が薄く残っている感じだと思います。
脆くなっているというのも気になります。
ただ、今は特に不具合もなく、何も症状がないので、この状態をあえて変えるのも気が引けます。
でも、いずれ折れた時の折れ具合によっては抜歯になってしまうかもしれない…とも考えると悩みます。
歯の残り具合や状態によるのでしょうけど、根元の破折防止のために、こういった歯にコアを入れたりしてレジンでフタをする、などということは不可能なのでしょうか?
何か良きアドバイスをお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-09-25 14:16:00
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-09-25 15:54:59
>いずれ折れた時の折れ具合によっては抜歯になってしまうかもしれない…とも考えると悩みます。
「歯牙破折」とヒトコトで言っても、「歯冠破折」と「歯根破折」では意味合いが全く異なります。
「歯冠破折」であれば(コアを作り)差し歯を作り直せばまったく問題無く使えるようになります。
「歯根破折」の場合は抜歯になる事が多いです。
「歯根破折」は「メタルコアを入れて差し歯にしたケース」がかなり多いと感じます。
つまり、ちーず さんのように「失活歯であってもメタルコアも、差し歯もしていない」と言う事であれば「歯根破折(抜歯)」になる可能性はかなり低いと考えます。
(もちろん、歯冠破折の可能性はありますが)
>こういった歯にコアを入れたりしてレジンでフタをする、などということは不可能なのでしょうか?
コアを入れると言う事は、歯を多少なりとも削りますから、むしろ、現状より確実に破折のリスクは高くなります。
僕は前医の
>「差し歯は最終手段でいいと思います。
>このままで、折れることはないと思うので、色さえ気にならなければ、ダメになった時に差し歯にすればいいのでは」
を支持します。
「歯牙破折」とヒトコトで言っても、「歯冠破折」と「歯根破折」では意味合いが全く異なります。
「歯冠破折」であれば(コアを作り)差し歯を作り直せばまったく問題無く使えるようになります。
「歯根破折」の場合は抜歯になる事が多いです。
「歯根破折」は「メタルコアを入れて差し歯にしたケース」がかなり多いと感じます。
つまり、ちーず さんのように「失活歯であってもメタルコアも、差し歯もしていない」と言う事であれば「歯根破折(抜歯)」になる可能性はかなり低いと考えます。
(もちろん、歯冠破折の可能性はありますが)
>こういった歯にコアを入れたりしてレジンでフタをする、などということは不可能なのでしょうか?
コアを入れると言う事は、歯を多少なりとも削りますから、むしろ、現状より確実に破折のリスクは高くなります。
僕は前医の
>「差し歯は最終手段でいいと思います。
>このままで、折れることはないと思うので、色さえ気にならなければ、ダメになった時に差し歯にすればいいのでは」
を支持します。
相談者からの返信
相談者:
ちーずさん
返信日時:2015-09-26 00:57:49
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-09-26 09:15:55
>この場合、コアをメタル以外のものにすることで、その後の破折の可能性が低くなったりするものなのですか?
歯質が多く残っていれば、レジンコア単体でも十分な強度は確保できると考えます。
あまり残っていない場合には、ファイバーポスト付きレジンコアにする事で歯根破折のリスクは軽減されます。
>また、保険は利きますか?
残念ながらファイバーポストコアは保険適応にはなりません。
レジンコア単体であれば保険適応だと思います。
(僕は保険診療を行っていないので適応となるかどうか正確にはわかりません)
歯質が多く残っていれば、レジンコア単体でも十分な強度は確保できると考えます。
あまり残っていない場合には、ファイバーポスト付きレジンコアにする事で歯根破折のリスクは軽減されます。
>また、保険は利きますか?
残念ながらファイバーポストコアは保険適応にはなりません。
レジンコア単体であれば保険適応だと思います。
(僕は保険診療を行っていないので適応となるかどうか正確にはわかりません)
相談者からの返信
相談者:
ちーずさん
返信日時:2015-09-27 13:28:39
わかりやすい説明をありがとうございました。
今後のケアを怠らずにできるだけ長持ちさせられるよう、頑張ります!
今後のケアを怠らずにできるだけ長持ちさせられるよう、頑張ります!
タイトル | 右上2番、変色した神経のない前歯を差し歯にすべきですか? |
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質問者 | ちーずさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の変色・着色 クラウン(差し歯・被せ)その他 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。