[写真あり] 歯が揺れる原因として考えられるもの

相談者: 雅史さん (46歳:男性)
投稿日時:2012-02-27 18:50:15
参考:過去のご相談
〔写真あり〕左上2番のインプラントについて

相談・助言多数



いつもお世話になっています。

右上2番、3番を連結冠としていたものを単冠にしたところ、歯をかみ合わせると右上2番が少し動揺することに気づきました。

該当歯の歯周ポケットを図っていただいた所5mmでした(他の部分の多くは3mm)
主治医の先生からは、

歯周病では?」

と診断されました。



保存のセカンドオピニオンの先生からは、

レントゲン上からは歯根破折はしていないと思う。
下の歯があたっているからでは?」

との診断でした。


奥歯ならまだしも前歯が1本だけ歯周病というのも、ふにおちません。 
右上2番のクラウンを少し削って、下の歯とあたらないようにしても、右上2番が動揺していることに変わりはありません。


他に、右上2番の歯が、少し動揺することの原因として何が考えられますでしょうか?

治療方法としては、左1〜右2を連結冠にするような対処方法しかないでしょうか?


ちなみに上右4、5番にインプラントを入れるまで、上右2番、3番、ポンテック4番の延長ブリッジ、5番欠、6番欠の状態で、右上2番には、かなりの負担がかかっていたものと思われます。

画像1画像1
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-02-28 23:58:47
こんばんは、シバタです。

雅史さんの他の質問や治療背景には目を通していてもすべて記憶する訳にもいきませんし。
その能力もありません。
ですから今回の情報提供だけで回答します。


よくレントゲン写真を添付されるのですが、主治医といい関係だからこそ快く提供して貰えているんだなあと思いました。



>歯をかみ合わせると右上2番が少し動揺することに気づきました。

画像1から右上2番の遠心側の歯槽骨が吸収していますので、歯冠歯根比がかなり悪くなっているように思います。
また根尖部の透過像も気にはなります。


レントゲン上からは歯根破折はしていないと思う。

同じくそう思います。



奥歯ならまだしも前歯が1本だけ歯周病というのも、ふにおちません。 

歯周病はどの歯がなるかなんて決まっていないと思います。
ですから前歯であっても5ミリのポケットがあり骨吸収があり動揺があれば歯周病と診断されても普通だと思います。

ただ歯肉の状態咬合状態BOP等まだまだ検査すべき項目はあると思います。



>他に、右上2番の歯が、少し動揺することの原因として何が考えられますでしょうか?

歯ぎしりがあるかもしれないし、不良習癖があるかもしれないし不良補綴物が入っているかもしれないし、プラークコントロールが悪いかもしれないし、などなどさまざまな原因を羅列はできますが雅史さんの参考になりますでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-02-29 18:36:25
>右上2番のクラウンを少し削って、下の歯とあたらないようにしても、右上2番が動揺していることに変わりはありません。

必要以上に歯の周りに力が加わると、その周囲組織が負けてしまい動揺し出すことがあります。
そのためポケットの量がそこだけ増しているのでしょうね。


力が遮断されれば元の状態に徐々に戻っていくこともあります。
急には治りません。
周囲の骨ができてくるのにはかなり時間がかかります。

私のところの患者さんで前歯ブリッジ(根面がかなり露出)が動揺していたのですが、臼歯部の義歯かみ合わせを少し高くしたことにより、前歯への咬合負担が減少して動揺量が減っていきました。

その間1ヶ月以上かかったと思います。
この例があなたにも当てはまるかはわかりません。


連結しているときから動揺する要素があったのか、それとも連結を外してからそうなったのかはわかりません。

>ちなみに上右4、5番にインプラントを入れるまで、上右2番、3番、ポンテック4番の延長ブリッジ、5番欠、6番欠の状態で、右上2番には、かなりの負担がかかっていたものと思われます。

ご自分で答えを書かれているように感じます。
前歯を酷使したのでしょう。

そりゃ、2番周りの骨が悲鳴を上げますよ。
多分、かみ合わせの高さも減少していたのでしょうね。


 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雅史さん
返信日時:2012-02-29 23:45:09
柴田先生 田部先生

ご回答どうもありがとうございました。

 素人考えで、プラーク除去が十分なされてない箇所が歯周病になると考えていましたが、歯周ポケットが深く骨吸収がある状態を歯周病と呼ぶのですね。


> 必要以上に歯の周りに力が加わると、その周囲組織が負けてしまい動揺し出すことがあります。
> そのためポケットの量がそこだけ増しているのでしょうね。

ご教授ありがとうございます。
素人には、こういうことが分かりません。

口腔ケアはしっかりしているはずなのに、プラークを取りやすいと思われる前歯1本だけ歯周病? 
なんでだ?と思ってました。



> 力が遮断されれば元の状態に徐々に戻っていくこともあります。

なるほど。
この言葉を読ませて頂き、保存のセカンドオピニオンの先生より言われた、「下の歯があたっているので、上右2番のクラウンを調整してみては」との発言の真意が理解できました。

同時期に上左側も5番、6番欠だったので、負担は相当だったと重います。、


ブリッジ撤去、抜歯から、インプラントを入れるまで、半年以上あたのですが、右上4,5,6と部分入れ歯を入れておくべきだったのでしょうね。



PS; 何年質問してるのかと、訝る先生もいらしゃるかと思います。 

インプラント、根管治療2次カリエス咬合調整、・・・
必要な処置の種類が多く、口腔全体をやり直していることもあるのですが。。。。

これまでに7人の歯医者さんに、であってきましたが
歯科医師免許を持ってない偽歯医者→逮捕
・上顎の歯を、痛くもない歯も、痛い歯も、左から右に、抜髄歯質を殆削る、抜歯としていった破壊者歯医者
歯冠-歯根破折を起こしているとわかっていながら、その歯をブリッジの支台とした歯医者と、かなりの高確率で、ひどい目にあってきています。


 今の主治医の先生とセカンドオピニオンの先生は、高い技術を持ってられて、出来ることを全力でして頂いていると思ってます。
でも、専門家の歯医者さんには当たり前のことが、素人の患者には、わからないことが多く、歯科医師の先生より説明頂いても理屈が自分の中で通らないことがあります。
そんな時に、こちらの掲示板を利用させて頂き、知識の補完をさせて頂いています。

改めて、これまで回答頂いた諸先生方に感謝いたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雅史さん
返信日時:2012-03-03 18:37:25
現在 左2〜右1の連結冠をはずして、
 左2 破折
 左1 再根幹治療
の処置を進めていますので、柴田先生、田部先生に頂いたアドバイス上 3ヶ月〜6ヶ月先に、左2〜右2全体の中で右2の処置を、どうしていくか、主治医の先生と相談したいと思います。



さて左2インプラントをするということで、こちらの掲示板でも何回かご相談させて頂きましたが、主治医の先生より、まずは外部接着療法を試し、それでうまくいかない場合は、インプラントにしてはとの提案を受けました。

接着療法をやってられる医院は、めったにいないと思っていましたが、主治医の先生が、接着療法で、近々本を出版されるとのことで、インプラントの前に、試してみようかと思っています。



保存のセカンドオピニオン先生からは、接着療法は、10年ぐらいの長期予後が悪い(骨吸収)がおこるのでインプラントにするなら早めにインプラントをした方が良いとの意見でしたが、主治医の先生は、逆に骨が歯根膜?まで埋まってくるので後々インプラントができなくなることはないとの意見でした。

接着療法の長期予後に関しては、まだ大学での研究段階かと思いますが、接着療法後の周りの骨の状況につき、ご意見頂ける先生いらっしゃいましたら、ご回答いただけましたら幸いです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-03-03 19:06:31
こんばんは。

あまり余計な事を書くとこれまた迷うかも知れませんが・・・

左上2番の話です。

最終的には抜歯してインプラントする事を前提とした処置ですが、その歯をMTM(部分的に矯正)して、骨内からゆっくり引っ張り出してその歯の周囲の骨を作り上げてゆくという方法もなんとなく頭に浮かんできますが、実際にはどういう程度の骨の損失か不明なのであくまでも私の妄想かも知れません。

実際あけてみたら、そんな事より単純にインプラント埋入時に造骨した方がよかったのかも?などという場合も考えられますので、やはりレントゲンと文章だけでは説明がつきません。


接着するとしたら、上手くいった時はそれでよいでしょうし、そういうケースもままあります。
その逆にダメだった場合には、今以上に骨が失われる事が多いので、その後に続く治療もより複雑になるように思えます。

ただその辺りを専門に勉強されている先生なのでしたら、何かお考えがあるのかも知れません。
たんなるメリット・デメリットの話ではなく、うまくいった場合。うまくゆかなかった場合。その後どんな処置が必要になるのか。その場合どういう料金的チャージがかかり、どのくらいの加療が必要になるのか。
こういった事を事前にうかがってみるといいかも知れません。


雅史さんが将来的にただ審美的な事を求めるよりも、極力長期的な予後を期待したいのであれば、あまり複雑な事をお考えになるよりも、シンプルに事を進めていただいた方がよい気がします。

今この場で取り上げている問題や方法は、より複雑な治療法へ目を向けているように感じています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 雅史さん
返信日時:2012-03-03 21:53:26
田中先生

早速のご回答ありがとうございます。


>その逆にダメだった場合には、今以上に骨が失われる事が多いので、その後に続く治療もより複雑になるように思えます。

なるほど失敗した時には、今以上に骨が失われるのですね。

今日 コアを外した所 カメラで見えるところから破折線が入っているが、開いてはいないということを確認して主治医の先生が、意図的再植+外部接着療法を ご提案されたので勝算はあるのかなと感じました。
(費用的にも、インプラントよりずっと安い処置なので、予後のこと考えて、ご提案頂いたのだと思っていますが)



今日の段階では、うまくいかなかっても骨は吸収されないのでうまくいかなかったらインプラントしましょうという話になったのですが、次回もう少し詳しく話しを聞いてみることにします。

ありがとう ございました。



タイトル [写真あり] 歯が揺れる原因として考えられるもの
質問者 雅史さん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯がグラグラする
その他(写真あり)
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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