歯ブラシが届いていない裂溝が虫歯にならないのは何故でしょうか?

相談者: sakusaku-10さん (30歳:男性)
投稿日時:2017-11-03 14:17:50
歯ブラシの動きをよく観察していると、裂溝の細かい溝まではブラシが届いていないように見えます。
どうしてこれで虫歯にならないのでしょうか?

多少は裂溝に歯垢が残っていても問題はないのですか?
ブラシだけでなく、咀嚼によっても歯垢は落ちるとも聞きます。

回答お願い致します。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-03 14:48:40
こんにちは。

裂溝は虫歯の好発部位になっていると思います。
しかし、必ず虫歯になるわけではありません。

最近は、低濃度フッ化物含有の歯磨き粉を毎日使用する人が普通になってきていますから、歯ブラシの毛先が届かなくても虫歯にならなくなってきていると思います。

また唾液の自浄作用が働きやすいとか、咀嚼によって主に繊維質のものですが、それにより歯垢が落ちている可能性があると思います。

動物は歯磨きをしないですが、虫歯にならず一生を終えることが可能な場合が多いと思いますので、栄養と環境がよくよい食べ方をしていれば、虫歯にならない可能性があると思います。

ある大学でモンゴルに検診に行くということが長年されていて、その知見によれば現代食になり運動しなくなり都市にとどまるようになると、遊牧民族(歯磨きの習慣がなく虫歯になりにくいとされていた民族)の伝統食が失われ、また生活習慣も変わり虫歯が多発して歯磨きの習慣化が必要になったという現象があるようです。

またそうなった人たちは歯並びが悪くなっているようです。

虫歯や歯周病になる要因は、様々な複合因子ですからすくなとも現代を生きている日本人であれば、フッ素をうまく使って歯磨きをうまくする習慣化が必要ということになるでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sakusaku-10さん
返信日時:2017-11-03 16:03:57
回答ありがとうございます。

裂溝まで通常の歯ブラシ(テーパー毛も含む)では届かないということで良いのでしょうか?
また、届かせる必要もないのでしょうか?

もちろん磨けるに越したことはないと思います。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-04 01:34:24
途中までは届くけれど、深く複雑な形態の裂溝であれば届かない事があるほどわかっています。

それでも虫歯にならない人はなりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sakusaku-10さん
返信日時:2017-11-04 04:43:30
回答ありがとうございます
あまり神経質にならないようにします

溝を見ていると不安になってきます
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-11-04 10:29:10
溝の形状によってはシーラントが推奨されるようですね。




タイトル 歯ブラシが届いていない裂溝が虫歯にならないのは何故でしょうか?
質問者 sakusaku-10さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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