虫歯探知機の数値は正確でしょうか?

相談者: ささなさん (13歳:男性)
投稿日時:2020-04-20 07:48:38
左下一番奥の歯が虫歯になっています。

かかりつけで今まではまだ初期だから様子をみようということで、経過をみていたのですが、少し進行してるから削ってつめたほうがいいといわれました。
虫歯探知機のある歯科にいき数値をはかったら25でした。

これは治したほうがいい数値なのか、虫歯探知機の数値は正確なのか教えていただきたいです。

あまり削るとよくないと聞くのでどうしたらいいのか悩んでます。

またかかりつけは6ヶ月に一回フッ素歯石とりしてるのですが、三ヶ月にしたほうがいいのかも教えていただきたいです。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-20 09:13:32
こんにちは。

メーカーのホームページから転用すると、
「数値はあくまでもひとつの診断材料としてご使用ください。
X線撮影や視診なども行っていただき、患者さんの歯磨き習慣や食生活、
医院の治療方針、先生のお考えも含めた総合的な判断をお願いいたします。」
という妥当な説明がありました。

虫歯は急にできるものではなく、日常の生活習慣の積み重ねにより少しずつ進行したり停止したりしてどんどん悪化していくので、かかりつけ歯科で予防処置で経過観察で良い段階なのか?治療介入が必要な段階なのか?を長期に渡り観察して決める事になっています。

25という数字は、歯科医診断により治療介入を考える時期となっているようです。

>これは治したほうがいい数値なのか、虫歯探知機の数値は正確なのか教えていただきたいです

治した方が良いですよというのが、かかりつけ歯科医の診断だったようですね。

数値は特定波長を歯面に当てて、虫歯部位から出る特有の蛍光を取り数字で見せています。
同じように特定波長を当てて、虫歯の深さを視認出来る装置もあります。

治療介入は虫歯の深度により考える事になるので、治療により歯髄保存が不能にならないうちに治療介入が必要というステージに入ってきているのかもしれませんね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-04-20 09:14:39
ご相談ありがとうございます。


>治したほうがいい数値なのか

まだ削る段階ではなさそうです。


虫歯探知機の数値は正確なのか

大体の目安です。

しかし、条件を整えれば、赤く染め出す液よりもかなり正確と言えます。


>あまり削るとよくない

もし一生歯を残したければ、一回でも削るとよくありません。
削ることは極めて危険だからです。

「あまり」という曖昧な言葉に惑わされないようにしましょう。


いろいろ理由はありますが、まず歯の構造を考えてみましょう。

歯は丸い卵に似ています。
そこで、ゆで卵を想像してください。

手で持っても簡単には潰れないほど丈夫です。
でもどこか傷をつけてみると、簡単にヒビが入って割れてしまいますね。

綺麗な卵は寒いところなら2ヶ月くらいは長持ちます。
でも傷のついた卵はすぐにダメになりますね。


歯も同じです。
1回目の削る治療は、一生に関わる極めて重大な治療になります。

もし、とりあえずとか、試しにとか、もうとか、その場限りで安易に削ることは歯の寿命を非常に縮めます。

それでも削らなければいけない時がきたら、一生残せる見通しや計画を立て必死に歯を守りましょう。
健康を目指す目的と実行できる歯科医院を選びましょう。


>6ヶ月に一回フッ素歯石とり

それは目的にかなっているのでしょうか?

ちなみに、本当の予防の考え方があります。
それは一生歯を残すために、一生削らない、つまり一生むし歯にしない、という予防診療です。


成長期の予防が一生を左右するという考えです。
20代後半までは成長が続くので、歯の表面が成熟してとても硬く丈夫になります。

その時フッ素は妨害することを知っていますでしょうか?


なお、その通院はむし歯予防のためでしょうか?
それならば、歯石とりはむし歯予防には、全く意味がないことを知っていますでしょうか?


>三ヶ月にしたほうがいいのか

間違った予防は、とても有害なことをご存知でしょうか?
もし間違っていたら、その頻度が短く・多くなれば、それだけ早く歯をを失いやすくなります。

本当の予防とは、一生歯を残すことです。
それを手に入れることは簡単ではありません。

本当の歯科医院を選びましょう。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-20 09:53:03
>その時フッ素は妨害することを知っていますでしょうか?

さがら先生。
こちらについて何かベースとなる論文等があれば教えて下さい。

一般的にフッ化物を歯面に塗布すると、ハイドロキシアパタイトフルオロアパタイトになり、耐酸性を増し虫歯を予防するとされており歯科では虫歯予防効果のある薬物として多用されていると認識しています。

また、歯科医師会や各学会でもフッ化物の応用は肯定されていると認識していますから、それを否定される根拠を教えて下さい。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-04-20 13:19:17
ご質問ありがとうございます。

我々が大学時代に習った古い知識はすでにかなり訂正されています。
時にコペルニクス的展開程にも否定される、それが科学です。

予防での最重要事項は再石灰化によるエナメル質の成熟と強化です。
エナメル質の再石灰化は表層下脱灰による結晶構造の変化であり、表面の変化ではない事がはっきりしました。

これは高分解能電子顕微鏡により、昔なら見えない世界が見えてきたから判明したことです。

特に、成長期の歯にとっては、成熟と強化を目的に再石灰化を促すためにはエナメル質表面を異物で覆ったりして邪魔しない事が大切です。

(エナメル質結晶の形成と成長、構造、及びその破壊と修復:東京歯科大学歯学部口腔超微構造学講座柳澤孝彰先生他;2009)


私個人的には、常に医療は最新科学的にアップデートが必要と、また予防とは全人生に同じではなく各ステージごとのプログラムが重要と考えています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ささなさん
返信日時:2020-04-20 18:36:41
ふなちゃん先生、さがら先生、ありがとうございます。

数値はあくまで目安なんですね。

削ってしまったあと後悔もしたくなくて、もう一件歯科でみてもらいました。

レントゲンとってもらったのですが、中までは黒くなってないとのことで、虫歯が進行しないようにする薬を塗ってくれました。
また三ヶ月ごとに様子をみるかんじで大丈夫とのことでした。

かかりつけでは削ったほうがいいといわれ、他二件では削らないほうがいいといわれました。

かかりつけはフッ素だけで、虫歯の進行おさえるような薬つかわなかったのですが、また別の薬なんでしょうか?

子どもはあまり削りたくないらしく様子をみていいのか悩んでます。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-21 09:28:28
さがら先生、参考論文ありがとうございました。

レントゲンとってもらったのですが、中までは黒くなってないとのことで、虫歯が進行しないようにする薬を塗ってくれました。

虫歯がレントゲンで確認出来るようになると、大きな虫歯になっているという事は多いですが、いずれにしろ初診時から数カ月経過観察して虫歯治療を行うかどうか判断するステージなのでしょう。


>かかりつけはフッ素だけで、虫歯の進行おさえるような薬つかわなかったのですが、また別の薬なんでしょうか?

何の薬を使用されたのか?は、確認されておくとよいかもしれませんね。

サポライドという薬を塗布されたのでしょうか?
それならば治療に入る方が良いのかもしれませんが、虫歯の進行状態はここではわかりませんからいずれかの歯科医院で経過観察を含めて初期虫歯に対応してもらう事になるでしょう。


>子どもはあまり削りたくないらしく様子をみていいのか悩んでます

歯科医も治療介入時期について悩ましく思う虫歯のステージは多くありますよ。
経過観察してくれている歯科医院でよくご相談してみてください。
生活習慣に改善の余地があるのかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ささなさん
返信日時:2020-04-22 22:14:15
ふなちゃん先生、ありがとうございます。

遅くなってしまいすみません。

前より少し進行してるものの、まだ表面だけなので予防的に削ってつめたほうがということでした。

でもまだ初期なので様子をみるでもいいとのことでした。
歯医者さんによって悩むステージもあるんですね。
レントゲンとるほどの虫歯じゃないし、1ヶ月2ヶ月じゃ進まないといわれました。

ふなちゃん先生はどの程度の虫歯で削りますか?
選択肢があると難しいですね。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-04-23 00:10:36
何度も書いていますが、虫歯は0か?1か?というものではないので、すべての歯科医が治療介入時期の決定に悩むものです。

そして歯科医によって治療介入時期にバラつきが生じやすいので、初期虫歯の病変を6個に分類した判断基準が使われています。

また、時代の進化によって治療介入時期はどんどん変化してきていてう窩のない白斑、褐色斑、着色裂溝は審美目的以外では切削対象としない事になっています。

また、疑わしきは虫歯としないでフッ化物の利用で再石灰化を図る事になっています。
これは日本中の多くの歯科医が加入している日本歯科医師会の会報にも掲載されていましたから、ほとんどの開業医はそういう方向で今後しばらくは治療するはずです。

ですから、かかりつけ歯科医はかなりの間経過観察してきておられるわけですね。

その間に、患者さんはご自身で生活習慣を変える猶予が与えられている訳ですから、歯科医に治療介入をさせなくても済む期間を少しでも長引かせるように、食生活や歯磨き習慣を変えてもらいたいと思います。

保険制度も、エナメル質初期虫歯の管理に重点をおく方向に変わりました。

かかりつけ歯科医の管理の元ぜひ頑張ってみてください。

さがら先生が提示してくださった論文や、関連論文を参考にフッ化物を利用しない再石灰化促進方法もありますしね。




タイトル 虫歯探知機の数値は正確でしょうか?
質問者 ささなさん
地域 非公開
年齢 13歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
材料・機材関連
その他(診断)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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