歯科材料の算定について

相談者: -ふみ-さん (48歳:男性)
投稿日時:2025-03-31 14:37:43
いつもお世話になっております。
質問いたしますので、よろしくお願いいたします。

質問1:算定時は再診料に加え、材料代のみを算定することはできますか?

《例》充填1と光重合CRのみや、歯科用合着・接着材料T-接着性レジンセメントレジン系)標準型のみ等


質問2:一連のRCTの治療があり、RCFの後、痛みの経過を見るために、セメントタイプの仮蓋をしていたものを、レジンタイプの蓋に変更した時の算定は何をしますか?再診料のみでするものですか?「支台築造」は土台ではないため異なりますか?


質問3:歯科用合着・接着材料T-接着性レジンセメント(レジン系)標準型とはどういったものですか?接着するボンドというものですか?光重合型複合レジンとは全く別物ですか?


質問4:光重合型複合レジンを使用する時でも、算定はしないが、レジンを充填する前に接着性レジンセメントを塗ってからレジンを充填しているのですか?


以上
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2025-04-01 07:38:06
ふみさんこんにちは。

>質問1:算定時は再診料に加え、材料代のみを算定することはできますか?
《例》充填1と光重合CRのみや、歯科用合着・接着材料T-接着性レジンセメントレジン系)標準型のみ等

被せ物が取れたのでしょうか?
その場合にはセメントの材料等の算定になると思います。


>質問2:一連のRCTの治療があり、RCFの後、痛みの経過を見るために、セメントタイプの仮蓋をしていたものを、レジンタイプの蓋に変更した時の算定は何をしますか?再診料のみでするものですか?「支台築造」は土台ではないため異なりますか?

レジンタイプの支台築造かもしれませんね。


>質問3:歯科用合着・接着材料T-接着性レジンセメント(レジン系)標準型とはどういったものですか?接着するボンドというものですか?光重合型複合レジンとは全く別物ですか?

セメントは被せ物を付けるための材料です。
詰め物のレジンとは異なります。


>質問4:光重合型複合レジンを使用する時でも、算定はしないが、レジンを充填する前に接着性レジンセメントを塗ってからレジンを充填しているのですか?


セメントは被せ物を付けるための材料です。
詰め物のレジンとは異なります。

ただし、ボンディングなどの処置材料は同じものもあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-04-01 08:06:02
>加藤先生

おはようございます。
ご回答ありがとうございます。
早くからお仕事なのですね。

質問1:処置名なしに材料代のみを算定することはできますか、という質問でございました。


質問2:レジンに変更しましたが、まだ仮の蓋なんですよ。歯も隔壁ですし。その場合の算定は何をしますか、という質問でございました。


質問3・4:ボンドと実際のプラスチックの違いということですね。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-04-02 11:14:09
こんにちは。

>質問1
処置名なしというのは、患者さんに渡す資料で処置に名称をつけることはありませんから、処置の点数なしでということですよね??
歯科医院側からすると処置をするのですから処置の点数ももらいたいところですが、保険のルールで材料代の点数しか請求できない決まりになっている場合があります。

材料だけ渡しても何も治らないわけですから必ずそれには処置が含まれているはずなのに解せないルールですよね。

しかし、本当に材料代しか算定できないルールがあるのです。
国家資格を取っている人間の人件費無視は歯科ではよくある話です。

>質問2
仮の蓋の時は材料の算定はないです。
安価な処置費に含まれるということなのでしょう。

>質問3
樹脂系のセメントです。
光が届かない場合が多いため光と化学反応と両方で硬化していくタイプが多いですね。

>質問4
多くのタイプで事前の歯面処理が必要です。

EE(エナメルエッシング)とEB(エナメルボンディング)と大昔言っていましたが、今は象牙質も含めた処理が可能になっているタイプがよく使われていると思います。

基本はエッチング(酸処理)した後にボンディングして、その上にコンポジットレジを詰めていきます。

エッチングによりエナメル質レジンタグというミクロの凸凹面を作り出します。

そこに流れの良い液状のボンディング材料を塗布することでエナメルタグという頑丈な歯面への接着の基盤を作り、未重合層をベースにコンポジットレジンの化学的接着の連鎖を作り出していくのです。

象牙質に対する接着はまた違う仕組みになっていますがそれを一つの作業で可能見している製品が今は主流になっています。
誰が行ってもそうそう大きな問題が生じないようにどんどん材料学が進化し続けていまよ。

そういう材料の進化と技術の進化を駆使して臨床は成り立っています。
日本の安い保険点数だけで語られるとやる気がなくなっちゃいますよね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-04-03 11:48:59
>船橋先生

いつもありがとうございます。

>質問1
 処置の点数なしでということです。あるということですね。

>質問2
 再診料に含まれるということですね。

>質問3
 セメント(ボンド)そのものということですね。名称に「レジン」とつくからプラスチックかと思ってしまいますが、物体をひっつけるボンドということですね。

>質問4
 光重合型複合レジンを使用する時は、接着性レジンセメントは塗らずに直接光重合型複合レジン(CR)を充填することで接着するということですね。


 仮蓋交換等の場合、これらの材料費がかかっているのに算定項目がなく、再診料でしないといけないため、異なる「歯台築造」等で算定をしてくる医師もいます。

気持ちは解りますがそれはね、不正算定になりますからね。
患者にとってみたら、単なるCRなのに歯台築造では高いと思いますからね。



質問に対する回答で、解決してきましたので、2日後程にこの質問をクローズにしたいと思います。



タイトル 歯科材料の算定について
質問者 -ふみ-さん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 材料・機材関連
その他(その他)
治療費・費用
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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