歯科により考え方や費用が違うことをどう思いますか?

相談者: ちーずさん (33歳:女性)
投稿日時:2016-05-21 00:51:10
お世話になっております。

引っ越してきてから新しい歯医者さんに通い始めました。
今までの歯医者では、私自身が治療痕の歯が多いこともあり、2週間ごと→1ヶ月ごと→二ヶ月ごと、というように検診歯磨き指導、染めだし、クリーニング)をやってきました。
だんだん上手に磨けるようになり、間隔があいていった、ということです。


そして引っ越しをして、A歯科にかかりましたが、そこでの衛生士さんのクリーニングがとても細かくて丁寧で良かったのですが、先生が金属アレルギーをあまり重視しないことと、少し遠くて必ず渋滞にはまってしまう道だったこともあり、近くのB歯科に変更しました。

私的なことではありますが、そこの先生にはたまたま私と同じ歳の子どもがおり、通わせる幼稚園も同じで、幼稚園の歯科担当?も務めるような方でした。子どもは同じクラスではないものの、イベント時には親同士も顔を合わせます。


そのB歯科の先生は話をよく聞いてくれ、説明もよくしてくれます。
治療はまだしたことがありませんが、金属アレルギーの件もかなり相談にのってくれます。

ただ、衛生士さんがいないのか、クリーニングはいつも先生で、すぐに終わってしまいます。
またA歯科では、フロスのほかに歯間ブラシを必ず使うよう言われましたが、B歯科では「必要ない」と言われました。
クリーニングのあとも念をおされるように

「もう一度見ましたが、やっぱり歯間ブラシはしないで大丈夫ですから。
どうしてもやりたいなら極々細いのじゃないと」

とのことでした。


引っ越す前に通っていた歯医者でも、衛生士さんからは歯間ブラシはいらないと言われていました。
ですが、A歯科の衛生士さんが言うように歯間ブラシが通る箇所はいくつかあります。
もうどれが正しいのかわからなくなりました。。。

結局今は使わずいますが、クリーニングがあっさりすぎること、検診やクリーニングは半年に一度でいいと言われることが少し気になっています。


B歯科にインレーの話を聞きましたが、ハイブリットセラミックなどはやめたらしく、自費ではオールセラミックだけの取り扱いで、3万円と聞いて安くて驚きましたが、先生はそれを見て「高いよね〜」と言っておりました…。
だからできるだけレジンで対応していき、ダメなら自費を考える方がいいと。

良心的な先生だし、子どもの友達のお父さんだし、このまま通いたいが、少し不安な面も。

PMTCだけを違う歯科で受ける、とかそういうことはやはり不可能でしょうか?
PMTCは受けたことがありませんが、以前から興味がありました。


歯科によってこれほど違うのか、というほどいろいろなことが違うので、正解も不正解もないのだと思いますが、こちらの先生方のお考えを聞いてみたくなりました。

長くなり、申し訳ありません。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 08:25:39
>もうどれが正しいのかわからなくなりました。。。

同じ状態を診ても、歯科医師によって判断が分かれることはよくあるかと思いますが、AB2院の判断に迷うようでしたら、もう一つの歯科医院の意見を求めるのも一法かと思います。

この際、お子さま絡みの事情は、医療行為とは離して考えるのが良いように思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 08:32:12
ご相談ありがとうございます。

PMTCだけを違う歯科で受ける、とかそういうことはやはり不可能でしょうか?

可能です。

しかし、なぜそれを受けるのか意味をよく説明してもらいましょう。
今までと同じくりかえしです。

単純に、道具や方法についてご自身の知識だけで、受けるかどうか、正しいかどうかを判断している限り、もし「PMTCだけ」を否定されると、またきっと悩むことでしょう。

お話だけから受けた印象ですが、しっかり取り組んでいる歯科医院であれば両方ともあり得ることです。


とても大事なことを説明しましょう。
これで迷いは全くなくなります。
その上でご希望に合うかどうかの選択です。

本当の予防では、まずゴールを明確にします。
そして、今までどうして虫歯なんかになったのか、という原因を突き止める検査・診断を受けることです。

それによりご自身だけにあった予防計画をたてられます。
道具や方法はそれにより決まります。

他人に良いことは必ずしもご自身に良いこととは限りません。
体質も違い、状況も一人ひとり全く違い、正反対のこともありますから、一般的なことはお一人に必ず当てはまるとは限らないからです。

その後その計画に問題がないか常に検査・診断を受け検証することです。
いったん健康を獲得したあとは、どうして虫歯になったのかの原因が、再発していないかの検査・診断を受けること、です。

ちなみにビジネスではよく行われるPDCAサイクルという成功の仕組みがあり、予防も考えは同じです。
科学的な予防とも言えます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 09:11:34
自費ではオールセラミックだけの取り扱いで、3万円と聞いて安くて驚きましたが

正直、安いものでまともなものを見たことがない・・・

真面目な先生の保険治療の方がしっかりしているイメージがあります。

高いから安心ということはないですが、極端に安い医療は避けた方が無難だと思います。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-05-21 10:16:22
エビデンスなしの個人的な5段階評価ですが

高い自費:5〜2(平均3)
安い自費:3〜1(平均2)
保険  :4〜1(平均2)

といったところでしょうか

5をめざす4くらいの井野先生(すみません たとえばの話です)では安い自費は許せないでしょうが、自己評価3くらいの私には安い自費も場合によってはアリかなといった判断になるかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-05-21 11:14:57
こんにちは。

医療に関しては医師の診断の元治療介入するという決まりがありますから医師の見立てや考え方が異なれば介入の仕方が異なるのは当然です。


医療に正解はないので(もちろんより好ましいという方法はありますし日進月歩で変化していきます)実際の介入の仕方にはかなりのばらつきがあります。

保険治療では一定のルールがありますが例えば15分衛生士が行うことという程度で術式や丁寧さに関しての細かい取り決めまで行うことは不可能です。
歯科医師の裁量権の元行われるのが歯科医療だからです。

これはどのサービス業(医療もサービス業に分類されています)でも同じです。

同じ費用を支払ったからといってどこに行っても同じレベルのことをいつ何時行っても受けられるとは限りません。




さて、ご質問にある歯間ブラシご使用の件ですが、通常は30代で歯周炎に罹患していなければフロスを上手く使えば十分清掃が可能だし入るからといって入るサイズの歯間ブラシを入れていればブラックトライアングルが大きくなって逆に清掃しにくくなってしまうことがあるのは臨床でよく経験します。

ですから定期的に歯周検査を行ってもらい特に問題がないかどうかを確認してもらえば、正しくフロスが使えればそれで十分ではないかと私は考えます。
ただ、この考えも他の歯科医には否定される可能性もあるわけです。

予防なのか治療なのかで考え方もアプローチも異なってきますから、検査結果によっては歯間ブラシも使用してください。
こことここのポイントだけはという指導になる場合もあるでしょう。


自費修復物の費用設定に関しては保険治療とは異なり医院が独自に費用設定しています。

作製する技工所も医院ごとに異なれば作製するための材料も治療時に使用する設備も材料も異なるので、安くしたければ安くなるように材料費や技工代で工夫をする必要があるでしょうし、または医院の取り分を少なくするかどちらかで工夫されているはずです。

多くのケースで安い自費治療にはそれなりのわけがあると考えられます。
安くて医院がゴージャスならばちょっとどうやって工夫しているのかな?と思うかもしれません。


丁寧さにこだわれば時間が必要ですから歯科医や衛生士や歯科技工士といった国家資格をもったものの相応の人件費が上乗せされこれが一番大きかったりします。

プロの仕事になるので有資格者の人件費が高騰している海外では、とても高額な治療費を請求される場合が多々あり天井知らずの治療費設定も可能です。

日本の場合は技工代が最底辺はほぼ横並びですから他で見た事がないような治療費の設定であれば様々な工夫がされていると考えてよいでしょう。



PMTCに関してもそれだけを自費で行っているデンタルサロンも増えていますから、ご希望であればそちらで受けられると満足度が高くてよいかもしれませんね。
ただし、気持ちいいだけである可能性もありますので本来はきちんと検査と指導を行って必要最低限で介入してくれる程度でも健康は維持できる可能性が高いと思います。


あなたに合った歯科医院を探すことができれば人生の満足度があがると思います。
よい歯科医院に継続して通ってください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちーずさん
返信日時:2016-05-25 10:18:28
先生方、回答ありがとうございました。

ドクターショッピングは良くないとわかりつつ、自分に合う歯科医院を探してしまい、なかなか見つけられずにモヤモヤとしてしまいますが、どこの歯科でどんな説明や治療を受けても、これで良かったのか、などと悩んでしまうことはきっと今後もあると思います。。。

子ども関係のことも気になりますが、とりあえずそのことを抜きにして考えてみようと思います。


セラミックインレー3万円は安いですよね。
魅力的ではあるのですが、同時に少し心配でもあります。
そこではPMTCもやっていなさそうなので、他の医院も検討してみようと思います。



また、私は食いしばりもあり、夜間のマウスピースも作ってもらっているのですが、A歯科や引っ越す前の歯科で作ったのものは薄いマウスピースだったのですが、B歯科では厚みのあるものでした。

どちらが良いのかはわかりませんでしたが、B歯科ではこの厚みのタイプしか取扱いがない、と言われました(なぜか色は選べました)。

薄いタイプでは確かにすぐに毛羽立ってしまう箇所があり、変色も早かった気がしましたが、今の厚みのあるタイプのものはそれが少ない気がします(多少の毛羽立ちはありますが、厚いからか貫通はしない)。

ただ、もう使って二カ月ほど経ちますが、朝起きたときからしばらく、あごのカクカクという感じが取れず、違和感がある時もあります。
以前から顎関節症の傾向はありますが、この厚みのあるタイプのマウスピースを使ってから、朝は特にあごが疲れています。

合っていないのでしょうか…?


一般的に噛みしめ、食いしばりのマウスピースとしては、薄め、厚めのどちらを選択されるものなのでしょうか?
他の歯科では薄いのが当たり前、という感じでしたが、これも歯科医の考え方によって変わってくるのでしょうか?

引き続き、よろしくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-05-25 11:07:22
ご返信ありがとうございます。

>朝は特にあごが疲れています。
>合っていないのでしょうか…?

ありえます。


>一般的に噛みしめ、食いしばりのマウスピースとしては、薄め、厚めのどちらを選択されるものなのでしょうか?

>他の歯科では薄いのが当たり前、という感じでしたが、これも歯科医の考え方によって変わってくるのでしょうか?

歯科医師ごとに全く異なります。
ご担当の先生に相談しましょう。



ちなみに、顎関節症、噛みしめ、食いしばりの治療方法としてマウスピースを使う方法は、以前より補綴学会では決して勧められておりません。

ご担当の先生の裁量権にかかわることなので、直接に相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちーずさん
返信日時:2016-05-30 23:41:22
ありがとうございました。

マウスピースは担当の先生と相談したいと思います。



タイトル 歯科により考え方や費用が違うことをどう思いますか?
質問者 ちーずさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 予防関連
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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