[写真あり] 左下6番、大臼歯の大きなメタルコアを外せますか?

相談者: -ふみ-さん (48歳:男性)
投稿日時:2025-05-24 13:02:29
2012年にRCTを終え歯冠修復をした左下6番に、大きなメタルコアが入っています。
元々は、メタルクラウンだったのですが、2018年にクラウンのみハイブリッドレジンCAD/CAM冠に変更しています。


過去の質問で、「〔写真あり〕かなり以前の根管治療での根充忘れが発覚

この歯になります。


数軒歯科医院を回りましたが、メタルコアの底辺と根分岐部が近いため、外すのが怖くてようせんという医師が多かったです。


1)CTとレントゲン画像のみの判断になりますが、実際には奥行きもありますし、結局、こうやって画面で見ると2次元で見ることになるのでコアの底辺と根分岐部が前後にどれだけズレているかもわかりません。

しかし、どっちにしてもクラウンが被っている歯を見たところで何もわからないため、CTとレントゲン画像で判断するしかないため、診察をしての判断もあまり変わらないと思います。

この状態のメタルコアを破折させずに外せそうでしょうか?
私が見る限り、そーんなにギリギリでもなさそうですけどね。(写真黄色の矢印部分)


2)メタルコアを無事外せたとして、再RCTでのファイルを使用する時の振動による根分岐部の破折も可能性としてあるでしょうか?

根尖病変があるため、どうにかして無事メタルコアを外して再RCTを済ませたいのです。


3)コアを接着している接着剤を溶かす薬剤等は存在しないのでしょうか?
削るしかありませんか?



お返事お待ちしています。

画像1画像1
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2025-05-25 20:11:53
@ 普通に外す症例ですね、当院では。

A それくらいで割れることはないと思います。

まあ心配なら遠心側のコアだけ外せば根管治療はできそうです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-05-25 21:25:17
>柴田先生

いつもお返事ありがとうございます。

外されるとのことで、底辺と根分岐部にまだ距離があるためということでしょうか?

13年前のRCTの歯ですので、歯質が弱っているところも危険と感じる先生がいる理由だと思います。
歯科医院を回って見せると、7割の先生が怖がられている感じです。

柴田先生が近隣であればお願いに行くのですが、遠方ですのでね。

評価3.9に降下とわざわざ変更されたんですね。
楽しい面もある先生なのでしょうね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-05-29 06:27:30
6/2に元行っていた歯科医院でこの件について診察がありますので、当日に処置は開始されない気がしますが、またここで報告いたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2025-05-29 08:41:18
グーグルマップでの評価が下がりましたね。

遠心根の根尖部には明らかな黒い影があるので、治療対象にしてもおかしくないですね。

近心根の根尖部は正常にみえますが、側枝がありそうで少し歯根の手前側に黒い影らしきところがあるかもしれないと思います。

下顎第一大臼歯には、3根4根管というパターンが結構あります。
この歯は、4根管性で1根管完全な見落としがあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-05-29 09:24:09
>柴田先生

おはようございます。
お返事ありがとうございます。
自医院のグーグルマップ評価を見ているんですね。


近心根歯根手前には意識なかったです。
この部分も骨が溶けているかもしれないということですか?
メタルの錆で骨が黒くなっていて、CTに写るってことはないですか?
これらの黒い部分は再RCTで改善する可能性はあるのでしょうか。

自己分析の予想画像を貼ります。
担当医には、4根管は絶対で、ひねくれの私の歯なので5根管あるかもしれませんよ〜と伝えて探してもらおうと思っています(笑)

このコアを外してくれる歯科が見つからないので、元々長年通院していた歯科に行って相談しようと考えてます。
ただ、マイクロスコープがない歯科なので、4根管よう見つけない可能性があるため患者の私から予め4根管見つけてくださいと言っておこうと思っています。

万が一、ルーペだけでよう見つけなかったら、コアさえ無事外してもらえたら、マイクロスコープ保有している歯科で根管を探してもらったらいいので移ろうと考えてます。

画像1画像1
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-05-30 07:08:33
>柴田先生

最初の画像で側枝はわかりますか?
根管の横が少し黒いからでしょうか。
経験的にということですか?

マイクロスコープで側枝は見えますか?
根管が曲がっていると、マイクロスコープでも側枝は見えませんか。

結局のところ、側枝を発見しても垂直に折れて横方向の枝なので歯髄除去できないと思いますが、どのように対応されるのでしょうか。
根管拡大で入口を削り落とす程度になってしまうのでしょうか?

画像1画像1
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-06-04 06:26:57
この質問については、歯科医院が保有する機材・経験・技量等が関係するため、そろそろ解決にしたいと思います。

私はこのコアを外せる歯科医院を探して初診訪問していますが、関西ではなかなか怖がって外す勇気がある医師がいないようです。

思うのは、メタルコアを外すことに毎回チャレンジしているかどうかだけだと感じています。

この状態のCTを見て恐れて「できない」「大学病院を紹介する」とばかり言っている医師は、永遠とできないまま歯科医師人生を終えるでしょうし、チャレンジした医師は除去に成功している数が多いという両極端な気がします。
除去動画を見ていてもそう思います。

このコアは横に大きいですが、根管深くまで刺さっているコアに比べればまだ除去しやすいのではないかと感じますが違うのでしょうか。

方法もいくつかあるようで、半分に分割してからの方法はひとつが小さくなっていいですが、真ん中で分割すると根分岐部があるので怖いですね。
超音波振動を用いる方法はよさそうに思います。

最終的には、やってみるしかないでしょうし、怖いのは歯科医師もですが、患者の私の方がそれ以上に怖いものなので、私のチャレンジ決断力と歯科医師のチャレンジ精神の2つが揃った時が次のステップに進めることになります。

12年前に装着したコアですので、内部が劣化していれば案外簡単に外れるかもしれませんし、やってみないことにはわかりません。

私ができることは、除去していただける歯科医師を探し続けるのみです。
時間と初診料ばかりかかりますが、根気よく探していきたいと思います。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-06-04 11:50:24
こんにちは。

このコアを外して根管治療する際もどう隔壁を作れるか?ということで、またまた再根管治療の難易度は超高いと想像するからではないかと想像します。

保険診療報酬に見合わない治療時の時間や労力を、個人の歯科医院が負うことを期待されても、難しい時代になって来ていると思いますから(人件費高騰中、光熱費等の施設維持費高騰中、生活費も高騰中でも保険点数はほぼ上がっていないからです。歯科への社会保険料の配分が低いままですから)、それで大学病院に行ってくださいということになると思います。

コア除去で苦労(非常に神経を使ってアプローチしないと歯根が割れたり穿孔する)し、コア除去後の歯根が一塊で残せるか?で苦労し(軟象除去で穿孔する可能性大、その際上手く塞ぐにはとても高価なMTAセメントが必要)、再根管治療時の隔壁作りで苦労し、分割に至った際の支台築造で苦労することが想像できるからでしょうね。
その後の冠も分割歯根への冠はまた違った工夫が必要になりますし。

同じ単価で時間と労力がかかり過ぎる治療内容のものは、すぐ歯科医院が赤字化してしまう現状になっていますから、大学病院で行ってもらってくださいと言われる時代になってしまいましたね。(保険点数がずっと上がっていないためです)

大学病院は教育機関ですから、ゆっくり時間をとって治療を行ってくれます(教育費も入っていますから)。

それでも急性症状が生じていて今治療してあげなければ救えないという事情があったり、患者さんが謙虚で人柄が良いなど歯科医側の挑戦を許容してくれそうな方であれば、引き受けてくれたりすることもあると思います。

保険医には応召義務がありますが、慢性疾患の場合、治療を急ぐ必要性が低いため、お互いにとってより良いであろう治療環境をご紹介したりお勧めされることはよくあると想像できます。

大学病院で担当する歯科医は治療経験が浅い場合が多々あると思いますから、開業して治療に必要なものをすべて購入して揃えているような十分な経験がありそうな一般歯科で探されているのかな?と想像していますが、昨今は自費で請け負う歯内療法医が開業する時代になっていますから、一般歯科(保険医)が全ての治療を引き受ける必要性が低くなって来ております。

お探しになる苦労をされずとも、それ相応の治療費をお支払いいただきまして専門医に治療をご依頼いただければ、加療してくれるのではないかと想像していますが、専門医でも大学病院を紹介されましたか?

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2025-06-04 13:47:36
正直、保険治療での対応は難しいと思いますね。
 
メタルコア除去しても材料費含め600円
 
大きなメタルコアだと1本200円の除去バーを2〜3本使用します。
人件費含めれば完全な赤字です。
 
医療だから身銭切って患者さんの為では経営も出来ませんので、失敗した時のリスクなど考えれば、家でユーチューブでも見ていた方が精神的にも金銭的もラクです。


私は自費治療専門で海外に住まわれている日本人をよく治療しますが、今やベトナムより日本の治療費は安くなっており完全に日本の保険治療は世界の標準的な治療費の価格帯から取り残されています。

逆に言えば、治療費から言えるのは日本人の歯の価値はその程度ということです。
今の保険治療費で長持ちさせるような治療は到底できないと私は思います。
 
手間さえかければ、持つ歯でも抜いてインプラントというトレンドは、保険治療の費用が大きく上がらない限りずっと続くでしょうね。
 

>私ができることは、除去していただける歯科医師を探し続けるのみです。
>時間と初診料ばかりかかりますが、根気よく探していきたいと思います。
 
これは保険は使うべきではありませんね、歯科医院選びは私費でやるべきだと思いますし、国も保険診療は1か所受診をお願いしていると思います。
 
先に、柴田先生が外せるとおっしゃるのであれば、新幹線代ぐらい出して受診した方がはやいと思いますけどね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-06-05 08:55:36
返信2に記載した、6/2に去年まで行っていた歯科医院でこの件について診察をしてきましたのでまずはご報告です。

その医院ではマイクロスコープを保有していませんし、この初回治療はその医院で行っておらず、歯根が割れる可能性があるため難しいという回答でした。

この医院では、他の歯で過去に自分とこが行った治療での不具合の再治療も自信がなかったら避けるので(事情はわからないことはないですが)ダメですね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-06-05 09:21:18
>船橋先生

ご回答ありがとうございます。

ここで質問をしていると、このような歯科医院側の事情が明確にわかるところが非常に役立っています。

歯科医院で、いくら私を普通の患者より歯のことを知っている人ということに気付いていらっしゃる先生でも、わざわざ詳細に説明することなく、「難しい」「うちでは難しい」としか言いませんのでどういう事情か詳しく知りませんでした。

素人相手に裏事情まで時間を割いて説明するものではないということなんだと思いますが。
私もそういう事情なのだろうと勝手に思っているのと、できないと言っている医師に対して、なぜですか?理由は?と尋ねたところで、してもらえないためあえて聞きませんので。

考えれば考える程様々な壁がある訳ですね。

現在は、保険を扱う歯科医院でしか探していません。
というのも、まずコアまでを除去できる医師を探す必要があり、コアを外すのに専門医(自由診療)だからできる(たしかに交換道具の追加はできる)とかはあまり関係ないと思うからです。

メタルコアを除去する方法は3,4パターン程度しかないようですから、保険治療でも専門医でも変わらないと思います。
あとは、歯科医師の同症例を多数こなしている経験・技術とチャレンジ精神ではないかと感じます。

最近は、大臼歯の大きなメタルコア除去をWebに挙げている歯科医院を見つけていますので、今日はそちらに簡単に事前リサーチに行く予定にしています。

そこが不可であれば、日本の歯科では有名な牛窪先生がいらっしゃると思いますが、牛窪先生の下で専門医になるために修行している先生のところへ行ってみようと考えています。

大学病院は、予約が3,4週間後のスパンとなるためまだ考えには入れていません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-06-05 09:36:01
>井野先生

ご回答ありがとうございます。

用具と実処置とで損益を出していくとできないですね。

例えば、初診時は初診料が高い金額でありながら処置されることはほとんどなく会話のみで終わるため、その分や再診料等を含めて考えられると赤字ではないですが、個別に考えられると保険診療では「難しい」と判断されるでしょうね。

保険点数が低いことは感じています。
点数を設定する人の中には元歯科医師もいるはずで、意見を聴きながら設定しているはずなのに、その人の感覚が現場の医師とは違うのでしょうかね?

私は、技術的にできそうなのであれば、保険の中でもコストは協力する提案をすることもあります。
例えば、1回で外してしまうと赤字になる場合は、2回に別けることによって再診料が2回になりますし、時間も2倍で落ち着いてできます。

ただ、他に利益が取れる患者さんの時間がなくなるとかまで考えてしまったらできないでしょうけど。

とりあえず、メタルコア外しを積極的にしている大阪での歯科医院を当たり、それでもなかった場合は柴田先生のところまでも考えには入っています。

その時は、詳細をWebで伝えて、更に途中からまた大阪で引き続きしてもらえる歯科医院を確保した状態にしないといけないので、事前の準備が必要になります。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-06-05 09:42:33
冠・コア除去と、根管治療を別の歯科医院で依頼しようと考えられているのでしょうか?
通常、冠・大きなコアを除去すると、とても薄い歯質のみとなりますから、その歯は大変折れやすい状態になります。

根管治療のために除去せざるをえない非常に危ない期間が生じることになりますから、除去したらできるだけ速やかに根管治療に入ってもらえる歯科医院を探された方が良いだろうと思います。

保険医の場合、個別の治療に関しては赤字(歯科医院側の持ち出し)で行ってくれていた歯科医院も探されれば多かったと思います。
国も国民もそれを見てみぬふりでずっと来ているわけなのですが、流石の歯科医院側も昨今の諸物価高騰で限界が来たという感じでしょう。

冠除去と大きなコア除去の成功が目的なのではなく、その歯でずっと噛めて食事時に困らない、前後と対合の歯に支障を生じないという歯列の安定が目標ではないかと思いますから、無理のないようにお探しください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-06-05 10:01:06
>船橋先生

早々のご回答ありがとうございます。

記載したお返事は、専門医であっても私の症例では、メタルコアを怖くて外せないという医師もいらっしゃると予想できますので、専門医だから必ずしてくれるからという探し方はできず、保険治療であろうと、なかろうとできる医師(今は保険で)を探すという意味でした。

コアさえはずすことができれば、あとは神経は遣う作業でしょうが、普通のRCTとなるのでその状態になれば、同一医院でも別医院でも恐らくできると予想します。


本来であれば、全て同一医院でしたいところです。
(せめて除去とRCFまでの区切りで同一医院)

しかし、遠方の場合は除去だけで1,2回で、4根管ともなると根管清掃〜RCF完了までで2,3回と予想でき、別の医院にせざるを得ない状況が発生します。

このようなことで、現在苦労していますが、近くでひとつの医院でできるところを探している訳です。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: -ふみ-さん
返信日時:2025-06-08 21:03:24
この質問、長くなってきましたので、一旦解決とさせていただきます。
そして、この歯及び他にも治療困難な歯があと2箇所あり、それを含めて最終的にどうなったかを報告として書き込みすることにします。

ご回答いただきました先生方、ありがとうございました。



タイトル [写真あり] 左下6番、大臼歯の大きなメタルコアを外せますか?
質問者 -ふみ-さん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ メタルコア(金属の土台)
その他(写真あり)
土台(コア)の除去・交換
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい