虫歯を削ると神経に近づいて歯の寿命を縮む?むしろ放置すべき?
相談者:
ふさちゃんさん (43歳:女性)
投稿日時:2024-10-22 09:22:38
虫歯を削ると、神経に近いところまで削って結局は神経に近づいて、より神経を失うリスクを増やしてるだけのように思えてきました。
合っていますか?
虫歯は削らないほうが、良いですか?
放置していても、削って神経に近づいても結局は、同じように神経に達して、神経を取ることになるのですか?
虫歯治療の後に、痛みが出たりして、神経に近いからなのですがこれって削らないほうが良かったんじゃないか。と思うのですが結局はどうなのでしょうか?
被せ物をするので、健康な歯の部分もたくさん削ることになるし虫歯は放置して、生活を改めて磨いてその状態をキープが正しいのでは?と思えてきました。
合っていますか?
虫歯は削らないほうが、良いですか?
放置していても、削って神経に近づいても結局は、同じように神経に達して、神経を取ることになるのですか?
虫歯治療の後に、痛みが出たりして、神経に近いからなのですがこれって削らないほうが良かったんじゃないか。と思うのですが結局はどうなのでしょうか?
被せ物をするので、健康な歯の部分もたくさん削ることになるし虫歯は放置して、生活を改めて磨いてその状態をキープが正しいのでは?と思えてきました。
[過去のご相談]
![回答](img/icn_answer_01.png)
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-10-22 17:51:13
こんにちは。
虫歯にも段階がありますから、エナメル質内で止まっているか、象牙質まで進行していても早いうちに治療してもらうと痛みもリスクもありません。
また、その段階では簡単な詰め物での治療(主にCR充填)で即日に綺麗に修復治療可能ですから、早めに治療を受けられるように定期的にチェックとクリーニング(クリーニングしないと虫歯の有無の判別がつかない為、実際の順番はクリーニングアンドチェックになると思いますが)を受けられると良いと思います。
一旦、穴が空いてしまいますと、プロにしてもらってもすっかり綺麗にクリーニングすることは出来ません。
ですから、綺麗にクリーニング可能にする為にも修復治療を受ける事が必要になります。
難しいのは、やはり隣接面虫歯になった場合ではないかと思います。
隣接面虫歯は発見が難しい為、定期的にチェックアンドクリーニングに通院していても見逃しがあるからです。
また、歯をよく当てたり食いしばる方の場合、細菌性ではなく、隣接面の細かいクラックを起点として虫歯になる事が知られています。
隣接面虫歯は場所的な問題から歯髄の角(髄角)が近く治療アプローチも難しくなりますから、治療してもらった後数年後に歯髄が失活しやすいリスクが高い場合が多くなると思います。
その為、治療費が高いアメリカではフロスを小さい頃から欠かさないようにして虫歯を作らないように熱心にお手入れされていると思います。
平滑面や溝を初発とする虫歯はわかりやすいですし、治療しやすいですから早めにすっかり綺麗にCRで修復治療を受けられると良いと思います。
虫歯を作らないことが一番大切ですから小さい頃から予防的に親に歯科医院に連れて来てもらって歯並びまでよく育っている子どもは虫歯ゼロが昨今ほとんどになって来ていますから、お口の中は日本の時代を大きく反映しているように思います。
今の子ども達は大変羨ましい環境にあると思いますが、残念ながら30歳以上の方(地域によってかなり格差がありますが)は虫歯との縁が切れない為大変な思いを沢山されているものと感じています。
虫歯にも段階がありますから、エナメル質内で止まっているか、象牙質まで進行していても早いうちに治療してもらうと痛みもリスクもありません。
また、その段階では簡単な詰め物での治療(主にCR充填)で即日に綺麗に修復治療可能ですから、早めに治療を受けられるように定期的にチェックとクリーニング(クリーニングしないと虫歯の有無の判別がつかない為、実際の順番はクリーニングアンドチェックになると思いますが)を受けられると良いと思います。
一旦、穴が空いてしまいますと、プロにしてもらってもすっかり綺麗にクリーニングすることは出来ません。
ですから、綺麗にクリーニング可能にする為にも修復治療を受ける事が必要になります。
難しいのは、やはり隣接面虫歯になった場合ではないかと思います。
隣接面虫歯は発見が難しい為、定期的にチェックアンドクリーニングに通院していても見逃しがあるからです。
また、歯をよく当てたり食いしばる方の場合、細菌性ではなく、隣接面の細かいクラックを起点として虫歯になる事が知られています。
隣接面虫歯は場所的な問題から歯髄の角(髄角)が近く治療アプローチも難しくなりますから、治療してもらった後数年後に歯髄が失活しやすいリスクが高い場合が多くなると思います。
その為、治療費が高いアメリカではフロスを小さい頃から欠かさないようにして虫歯を作らないように熱心にお手入れされていると思います。
平滑面や溝を初発とする虫歯はわかりやすいですし、治療しやすいですから早めにすっかり綺麗にCRで修復治療を受けられると良いと思います。
虫歯を作らないことが一番大切ですから小さい頃から予防的に親に歯科医院に連れて来てもらって歯並びまでよく育っている子どもは虫歯ゼロが昨今ほとんどになって来ていますから、お口の中は日本の時代を大きく反映しているように思います。
今の子ども達は大変羨ましい環境にあると思いますが、残念ながら30歳以上の方(地域によってかなり格差がありますが)は虫歯との縁が切れない為大変な思いを沢山されているものと感じています。
![相談者からの返信](img/icn_reply_01.png)
相談者:
ふさちゃんさん
返信日時:2024-10-22 21:45:08
![回答](img/icn_answer_01.png)
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2024-10-23 18:41:02
歯科医ごとにむし歯かどうかの基準(どこまで削るかという基準)はかなり違うと思います。
また深いむし歯の場合どうやって削るかという方法論もかなり違うと思います。
若い歯科医と私のように年寄りの歯科医によっても大きく変わると思います。それは経験値の違いです。
経験値の中でも失敗というか予定から外れた経過の蓄積ですね。
昔の自分はむし歯はほぼ全部取り切って視診で判断できる露髄(歯髄の露出=微少出血)がなければ歯髄保護をして経過を観察していました。
短期の経過が良ければそのままインレーなどで修復していました。
ただ数年経つと歯髄壊死あるいは歯髄壊疽をおこして腫れたりして根管治療が必要となるケースを数多く経験して、考え方と治療法が変わりましたね。
むし歯予防は食生活の改善、ブラッシング等の歯牙の清掃、フッ化物の積極的応用の組み合わせだと思います。
また深いむし歯の場合どうやって削るかという方法論もかなり違うと思います。
若い歯科医と私のように年寄りの歯科医によっても大きく変わると思います。それは経験値の違いです。
経験値の中でも失敗というか予定から外れた経過の蓄積ですね。
昔の自分はむし歯はほぼ全部取り切って視診で判断できる露髄(歯髄の露出=微少出血)がなければ歯髄保護をして経過を観察していました。
短期の経過が良ければそのままインレーなどで修復していました。
ただ数年経つと歯髄壊死あるいは歯髄壊疽をおこして腫れたりして根管治療が必要となるケースを数多く経験して、考え方と治療法が変わりましたね。
むし歯予防は食生活の改善、ブラッシング等の歯牙の清掃、フッ化物の積極的応用の組み合わせだと思います。
![相談者からの返信](img/icn_reply_01.png)
相談者:
ふさちゃんさん
返信日時:2024-10-23 21:41:29
タイトル | 虫歯を削ると神経に近づいて歯の寿命を縮む?むしろ放置すべき? |
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質問者 | ふさちゃんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯予防 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。