虫歯治療をした歯の神経がすぐ死んで抜髄になる歯科医は下手ですか?
相談者:
ふさちゃんさん (44歳:女性)
投稿日時:2025-05-30 10:55:46
歯科治療で疑問があります。
虫歯があると言われて大きく削られて、結局は半年以内に神経が死んでしまい抜髄になるのですが(何回も)、こういう先生は下手なのでしょうか?
すぐ歯を死なせてしまうって虫歯治療が失敗という事ですか?
そして思ったのですが、大きな虫歯なら、むしろ削らないほうが、そのまま放置していたほうが結局は抜髄の時期も遅らせることが出来る可能性が高く歯が長持ちしませんか?
歯を大きく削ったら、すぐに神経に達して歯が死んでしまうので何もしないほうが安全というか、どうせいつか抜髄になるなら放置しても同じではないですか?
虫歯治療に疑問です。
教えてください。
虫歯があると言われて大きく削られて、結局は半年以内に神経が死んでしまい抜髄になるのですが(何回も)、こういう先生は下手なのでしょうか?
すぐ歯を死なせてしまうって虫歯治療が失敗という事ですか?
そして思ったのですが、大きな虫歯なら、むしろ削らないほうが、そのまま放置していたほうが結局は抜髄の時期も遅らせることが出来る可能性が高く歯が長持ちしませんか?
歯を大きく削ったら、すぐに神経に達して歯が死んでしまうので何もしないほうが安全というか、どうせいつか抜髄になるなら放置しても同じではないですか?
虫歯治療に疑問です。
教えてください。
[過去のご相談]

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-05-30 13:59:23
こんにちは。
虫歯治療では様々な刺激が加わりますから、運が悪ければその刺激に耐えられずに歯髄炎が悪化して抜髄に至る事態になってしまう場合がしばしばあります。
ですからできれば小さな虫歯のうちに早期発見してもらえるように、歯科検診前にきちんと歯垢染色液で歯垢を染め出ししてもらいその後プロフェッショナルに機械的歯面研磨を受けられ磨き上げた状態になった後に、またはその際に、非常に丁寧な虫歯のチェックをしてくれるような環境にご自身を置いてあげる必要があると思います(つまりは、かかりつけ歯科をよく選んでください)。
大きな虫歯を口腔内に置いておくということは、細菌の繁殖の場を放置していることと同義ですからおすすめできる状態ではないため、歯科医院では治療対象として虫歯治療をお勧めすることとなっております。
口腔内はできるだけ清潔に保つことのお手伝いをすることが、歯科の仕事となっております。
大きな虫歯になるまで虫歯を放置される方もおられますから、その時の虫歯治療にはとても神経を使います。
とても大きな虫歯を治療しても、何ら異常を後に生じない方もおられれば、毎回というように運悪く後に歯髄炎になられるような方もおられます。
治療がうまく行かなかったという場合もあると思いますし、患者さん側の問題という場合もあると思います。
毎日毎日多くの方の歯を削っておりますと、とても柔らかい歯の方から頑丈で削り難い歯の方まで多くのバリエーションがあることを感じます。
同じ治療を受けても結果に関して差が出るのは、歯の質が大いに関係すると思います。
特に甘いものをよく食べられる方や、ミネラルバランスや代謝が悪く骨も歯も弱いという方は結構おられ、食事の栄養バランスが悪いと歯髄の耐性も低いのではないか?と感じるに至る歯科医は多くいると思っています。
この辺のことは、実験系を組み難いのだと思いますから相関はわかりません。
あくまでも歯科医側の感覚です。
それで栄養療法というものが歯科でも流行したことがあります。(個人のバリエーションが大きすぎて結局この分野の決め手はないと感じました)
ダイエットしていたり、偏食の方は同じように医療を受けても結果に差が生じているのではないかと思っています。
虫歯治療でよくトラブルを生じてしまう方に、どうみても頑丈そうな方は少ない印象があります。
体の一部ですから刺激に対しても反応はバリエーションがあるのが当然なので、身体全体の健康に気をつけていただき歯科がその一翼を担えるように機能できればと希望しております。
虫歯を放置することを、歯科からは進め難いのが一般的ではないかと思います。
虫歯治療では様々な刺激が加わりますから、運が悪ければその刺激に耐えられずに歯髄炎が悪化して抜髄に至る事態になってしまう場合がしばしばあります。
ですからできれば小さな虫歯のうちに早期発見してもらえるように、歯科検診前にきちんと歯垢染色液で歯垢を染め出ししてもらいその後プロフェッショナルに機械的歯面研磨を受けられ磨き上げた状態になった後に、またはその際に、非常に丁寧な虫歯のチェックをしてくれるような環境にご自身を置いてあげる必要があると思います(つまりは、かかりつけ歯科をよく選んでください)。
大きな虫歯を口腔内に置いておくということは、細菌の繁殖の場を放置していることと同義ですからおすすめできる状態ではないため、歯科医院では治療対象として虫歯治療をお勧めすることとなっております。
口腔内はできるだけ清潔に保つことのお手伝いをすることが、歯科の仕事となっております。
大きな虫歯になるまで虫歯を放置される方もおられますから、その時の虫歯治療にはとても神経を使います。
とても大きな虫歯を治療しても、何ら異常を後に生じない方もおられれば、毎回というように運悪く後に歯髄炎になられるような方もおられます。
治療がうまく行かなかったという場合もあると思いますし、患者さん側の問題という場合もあると思います。
毎日毎日多くの方の歯を削っておりますと、とても柔らかい歯の方から頑丈で削り難い歯の方まで多くのバリエーションがあることを感じます。
同じ治療を受けても結果に関して差が出るのは、歯の質が大いに関係すると思います。
特に甘いものをよく食べられる方や、ミネラルバランスや代謝が悪く骨も歯も弱いという方は結構おられ、食事の栄養バランスが悪いと歯髄の耐性も低いのではないか?と感じるに至る歯科医は多くいると思っています。
この辺のことは、実験系を組み難いのだと思いますから相関はわかりません。
あくまでも歯科医側の感覚です。
それで栄養療法というものが歯科でも流行したことがあります。(個人のバリエーションが大きすぎて結局この分野の決め手はないと感じました)
ダイエットしていたり、偏食の方は同じように医療を受けても結果に差が生じているのではないかと思っています。
虫歯治療でよくトラブルを生じてしまう方に、どうみても頑丈そうな方は少ない印象があります。
体の一部ですから刺激に対しても反応はバリエーションがあるのが当然なので、身体全体の健康に気をつけていただき歯科がその一翼を担えるように機能できればと希望しております。
虫歯を放置することを、歯科からは進め難いのが一般的ではないかと思います。

顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2025-05-31 07:48:44
好き好んで健全な歯質を削る歯科医は少ないと思います。
ミラーを使っても見えないむし歯は、健全歯質を削って確認するしかないと思います。
もちろんマイクロスコープや拡大鏡を使って、できるだけ少なめに削る歯科医もいますし、肉眼だけできちんと削れる歯科医も大勢いると思います。
むし歯の確認には、硬さと色とう蝕検知液に染まるかどうかという三種類があると思います。
日本歯科保存学会等で推奨されていて、個人的にはう蝕検知液の使用は必須だと思います。
マイクロスコープがあるかないかよりも、重要なポイントだと思います。
>放置しても同じではないですか?
健全な歯質が少なくなるので、予後が悪くなる可能性が上がると思います。
歯髄を保存して抜髄を回避するには診断が大事だと思います。
ただ露髄と言って、削っていったら歯髄が露出してしまった場合以外は、大変難しいですね。
直接診ることのできない歯髄の状態を、問診視診レントゲン診触診冷温診などを組み合わせて診断するので。
歯髄保存の方法には何種類かあり、
歯髄温存療法
間接覆髄
直接覆髄
生活歯髄切断
などがあると思います。
個人的には相談者が受けた治療と、その後の不良経過の経験から深いむし歯の場合歯髄温存療法を選択することが多いですね。
もちろん上記のように、歯髄状態の正確な診断は難しいので当然失敗もあります。
急性歯髄炎になって、急遽来院即抜髄とか数日経って外側の歯肉が腫れてきたりとかあります。
ただ歯髄温存療法を採用している歯科医院が少ない上に、保険診療でしてくれるところはさらに少ないと思います。
ある一月ですが、日本中で数十万本の歯が抜髄になっていますが、保険の歯髄温存療法の請求は2,3千本だったと思います。
そう言えば相談者の別のよく似た内容の質問にも、同じような回答つけてました。
ミラーを使っても見えないむし歯は、健全歯質を削って確認するしかないと思います。
もちろんマイクロスコープや拡大鏡を使って、できるだけ少なめに削る歯科医もいますし、肉眼だけできちんと削れる歯科医も大勢いると思います。
むし歯の確認には、硬さと色とう蝕検知液に染まるかどうかという三種類があると思います。
日本歯科保存学会等で推奨されていて、個人的にはう蝕検知液の使用は必須だと思います。
マイクロスコープがあるかないかよりも、重要なポイントだと思います。
>放置しても同じではないですか?
健全な歯質が少なくなるので、予後が悪くなる可能性が上がると思います。
歯髄を保存して抜髄を回避するには診断が大事だと思います。
ただ露髄と言って、削っていったら歯髄が露出してしまった場合以外は、大変難しいですね。
直接診ることのできない歯髄の状態を、問診視診レントゲン診触診冷温診などを組み合わせて診断するので。
歯髄保存の方法には何種類かあり、
歯髄温存療法
間接覆髄
直接覆髄
生活歯髄切断
などがあると思います。
個人的には相談者が受けた治療と、その後の不良経過の経験から深いむし歯の場合歯髄温存療法を選択することが多いですね。
もちろん上記のように、歯髄状態の正確な診断は難しいので当然失敗もあります。
急性歯髄炎になって、急遽来院即抜髄とか数日経って外側の歯肉が腫れてきたりとかあります。
ただ歯髄温存療法を採用している歯科医院が少ない上に、保険診療でしてくれるところはさらに少ないと思います。
ある一月ですが、日本中で数十万本の歯が抜髄になっていますが、保険の歯髄温存療法の請求は2,3千本だったと思います。
そう言えば相談者の別のよく似た内容の質問にも、同じような回答つけてました。
タイトル | 虫歯治療をした歯の神経がすぐ死んで抜髄になる歯科医は下手ですか? |
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質問者 | ふさちゃんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯に関するトラブル 歯医者への不信感 歯医者への不満・グチ |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。